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心霊スポット探索レポート
池の先に広がる墓地:序曲
所在地:神奈川県川崎市某所
取材日:2000年9月某日
公開日:2000年9月某日

■私が以前に不思議な体験(体験談の七話に収録)をしたマイナーな心霊スポットを再調査しなければと宿命(?)を感じ、夜遅く…しかも突発的にスポット探索を決行。


■車を走らせたのは午前一時過ぎ。
自宅から然程離れていないその地は恐らくは「懐中電灯の電池が不可欠と判断。
コンビニで調達する。
購入後、早速車のトランクから電池の切れた懐中電灯を取り出す。
試しに「カチカチ」とつくかどうか確かめると、やはり切れている。
電池を交換し再度チェック。ばっちり点灯、電球は生きていた。

勢いよくトランクを閉めて車に乗り込もうとする…ん?何かがヘンだ。
車の鍵が無い。何所だ?
…そうであった、トランクルームに「置き去り」だ!!
31年間の人生で、初の「内鍵」の経験。そして19歳の事故以来の「JAF」への電話。
なんとも幸先の悪いスポット探索の幕開けである。

遅れる事一時間。(もっとも私一人なので予定も何もありませんが)
ようやく現地付近の「墓石屋」へ到着。
久しぶりのその土地は相変わらずの姿であった。
田んぼの中にポツンと存在する「墓石屋」は、この夜の闇のせいか不気味な雰囲気を醸し出していた。

■墓石屋さんです。
この辺りから緊張状態になってきます。
「鼻歌」もピタリと止んでしまいました!?

■「墓石屋」さんを過ぎた所に「その地」は存在する。
まず最初に目に飛び込む物は「池」であろう。
車で走らせれば30秒と掛からずにその場へ到着する。

池へ到着、車を止める。
まず気付いたのは池の工事である。
工事中のバリケードが張り巡らされていて、工事の真っ最中なのは察しがつく。
さすがに今回は池の水もちゃんと存在している事にほっとする。
そりゃそうだ・・・池に水があるのはこの日本では当たり前の事である。
旱魃のひどいとある国じゃあるまいし、存在すべきモノが存在しないと、そこで何かが起こったのか?と、いらぬ心配もしてしまう。
今回はそんな心配は無縁のようだ。

すぐにでも墓地へ行きたいところであるが、もう少し池の撮影をする事に。
それにしても街灯が全く存在しない。
池の向こうは月明かりのお陰で、辛うじて見える。しかし森の輪郭が確認出来る程度でしかない。
もっとよく見たい。こんな時TV局のような大規模な撮影スタッフが羨ましいと思う。
贅沢な照明と豪華な撮影器具。それに比べ私ときたら…。
懐中電灯一つとデジカメ一丁!!圧倒的負けである。
愚痴ってもしょうがない、撮影だ、撮影!

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■墓地の前にある池。
見辛いかもしれませんが、写真右手に池が存在しています。
■池の看板である。
そう言えば「柵」が変わったな。
こんな看板も無かったと思うんだが…。

それにしても不気味な場所だ。
以前の出来事があるだけに、少々怖気てしまいそうだが、これも「コンテンツ」の充実の為に頑張ろう!
■工事中の池を撮影1。
この下は池の水であります。
水面に何かのバルブが見えますね?

それにしても視界が悪い。
写真を撮ってもなにも写らない。
しかしデジカメは優れものである。その場で撮った写真を確認出来るのが素晴らしい。
何回も撮り直し出来るしね?
まあ楽しみが減った気もしないでもないが…。
■工事中の池を撮影2。
デジカメに「斑点」って多いですよね?

さて、そろそろ本命の墓地へ向かうとしよう。

相変わらずの「真っ暗」ぶりに寒気を覚える。
やはり本能的に身体が拒んでいるらしい…。
■墓地へと向かう道中1。
な、何かが出てきそう…竹やぶの存在が不気味だ。
中から何かが出てきそうでたまらん。
足早に向かう事にする。
その時である。
竹やぶの方向から
「ガサガサ!」
と音が!!思わず体が硬直する。
恐らくは猫か何かであろう。そういう事にしておきましょう。
■墓地へと向かう道中2。
ん?何だ?何がある???

池の淵を回り込むような道である為、バリケードは相変わらず張り巡らされている。
よほど危険なのだろう。
落ちたら溺れてしまう!
ん?前方に何かが見えてきたぞ?
■なんと封鎖されていた。
ガッデム!なんてこったい。

以前はこんな物なかったぞ?
恐らく私のような夜な夜なの侵入者が存在する為の策であろう。


■そんな事で今回の探索はここで終える事となる。
次回は日中の撮影に適した時間帯に行います。

PS:実はこの後、別の「心霊スポット」を探索してきたのでした!
その為に今回の探索を終えたのは五時過ぎ(!)であった。
無論翌日は仕事、寝不足が祟り風邪をひいてしまうのでした…。
皆様、ムリな探索は控えましょう!!

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