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■周囲は次第に霧に覆われ険しい山道に徐々に体力も奪われ…。 そんな中、パイペースで頂上まで向かうのだが… |
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■“新道・旧道”の分れ道より更に上を目指しひたすら歩く。 心なしか周囲はより濃い霧に覆われた気がする…。 いや、間違いなく霧が濃くなってきている! 足元を注意しながら歩いていたのだが、その足元でさえ薄っすらとモヤが確認出来る程となってきている。 そしてその状況は山頂に向かえば向かう程、悪化するばかり…。 それでも上に登る事を諦めず、1歩1歩前へ進む。 山頂を目指す事ばかりを考えていたが、ふと我に戻ると、ここ近年味わった事のない“息切れ”をしている自分に気が付いた。 「ぜぇぜぇ」と口を大きく開け、その口からは情けない話だが“よだれ”さえ落ちてくる。 こんな疲労感は高校時代の部活動の時以来かもしれない。 足の方もすでに“ぱんぱん”の状態であり、山頂に向けて伸ばす足の膝も既に笑い始めている。 30代もとうに超え、私の体力は強烈に落ち込んでいる事に今更ながら痛感した。 先程の分岐点から、どれくらい進んだのか…。 相当進んだとも思えるし、実際はそれほど進んでいない様にも思える。 私は、その場で膝に手を付き“中腰”の状態で足を止めてしまう。 相変わらず「ぜぇぜぇ」と大きな呼吸音をたて、下を向く。 地上から私の目線まで、約1m程でしょうか…。 その短い距離にでさえ、霧が動いていくのが分かるほどに、周囲は濃い霧に覆われていた。 息を切らしながら、何気なしに頭上に目を向けてみると、霧の為に真っ白になりつつある木々の姿が何とも神秘的である。 「うおお…」 などと“うめき声”にも似た小さな声をあげ、思わずデジカメのシャッターを押した。 |
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■これがその写真です。 実に“いっぱいいっぱい”の状態での1枚であります。(苦笑) |
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■私は体力が回復するのを待たずに登り始めた。 もはや「無事に帰ろう」とか「怪我には気を付けねば」などと言った欲は無くなっており、ただ「山頂を目指す」事だけしか脳裏には無かったと思います。 この時点で特に印象的であったのは、極度の酸欠の為か周囲に広がる景色に紛れ、キラキラと光を放つ物体が見え始めた事。 幻覚であろうか、それとも霊的な物体なのだろうか…。 恐らく極度の疲労による幻覚だと思いますが、ある種の「トランス状態」とも似た状況下で見えてくる幻覚の正体は…実は「霊」なのかもしれないですね? と言う事で「いっぱいいっぱい状態」でありながらも、写真はきちんと撮影しております。(笑) ではその「いっぱいいっぱい」な写真を紹介していきましょう!(爆) |
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■またも石碑がありました。 写真で確認できる大きな石碑の右横に小さな石像があったのを良く覚えています。 |
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■目の前はこの様に霧が見事に掛かっております。(汗) まるでドラマのミステリアスなシーンに出てきそうな雰囲気ですね。 |
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■因みにこの状況でフラッシュを焚くと、こんな状態となってしまいます。(汗) | |||||||||
■見晴らしの良い場所へ出てきました! だけど霧しか見えません!!(涙) |
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■相変わらず「ぜぇ〜ぜぇ〜」などとジジ臭い息遣いで歩くと、この写真の様に平らな道へ出ました。 心身共に“ぼろぼろ”な私にとっては実に嬉しい地形であります。(苦笑) そしてこの道の向こうには何やら大木の姿が… |
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■と言う事で今回はここまでであります。 息切れ、汗、よだれ、吐き気、幻覚、などなど…ここ近年では間違いなく一番の疲労と思える状態に、いささか“ウンザリ”と思える感は大いにありました。(苦笑) 己の体力低下に情けなく思い、いつまでたっても現れない山頂に苛立ちすら覚え始めました。 相変わらず目の前には“チカチカ”と幻覚が目える中、私が進む先に見えた物は… それは次回のお楽しみなんですな!(爆) 「あ、ズルイ!」と言ったお声が聞こえてきそうで怖いですが(汗) 次回も是非御覧になって下さいね♪ 次へつづく |
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