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心霊スポット探索レポート
「八王子城跡」〜その11〜
【要害地区〜山頂編】
所在地:東京都八王子市
取材日:2001年5月24日
公開日:2001年7月某日

■いくらかの平地が続く「金子丸」を過ぎると、再び険しい山道となる。
本来なら休憩したいトコロなのですが、時間の事を考え休憩無しで山頂を目指す事になりました。


■この「金子丸」を過ぎた辺りからであろうか、視界は徐々に曇りガラスを隔てたかの様に白く濁っていく。
霧の発生である。
一瞬“嫌な予感”が脳裏をかすめる。
この悪天候の山に登る人間は私以外は誰もいない。
当然何かしらのアクシデントが起きたとして、助を呼ぶ事など出来はしない。
そんな事を考え始めると、思わず血の気が引いてしまい、その場で一旦足を止めてしまう。

私の装備は、いたって軽装であり、所持品はデジカメと携帯電話と…。
そうだ…携帯電話がある!
何かが起きたらそれを使えば良いじゃないか!!
この時の安心感は格別な思いと記憶しています。

「携帯電話は確か右のポケットに…」

などと誰もいない山道で心置きなく独り言を言いながらポケットに手を入れる。

「…」

せっかく手に入れた安心は、ホンの数秒で不安と言う別物に変貌してしまう。
携帯電話がないのである。
そうであった…どうせこの山中では繋がらないだろうと考え、車の中に置いてきてしまったんだ。

ない物はないのだからしょうがない。
しかしこの不安感はどうやって取り払えば良いのやら…。
とりあえず気を静めようと別のポケットにあるタバコを探す。
しかし…これもない。
この山中での喫煙は常識外と思い、車の中に無造作に放り投げたのを思い出す。

「何だか考えることが裏目裏目に出てるなぁ…」

などと再び独り言を、気がね無しに言いつつ抱いた不安感は、スポット探索を始めて以来最大の物と記憶しています(汗)


■落胆しつつも撮影は怠りませんでした!(笑)
本来なら眼目には八王子城下町が広がるのでしょうが…見事に霧(汗)


■とにかく自分を落ち着かせる事を考える。
まずは自分の体調面から考えて見る事にした。
特に病気などはしていない。しいていえば”花粉症”くらいなモノか?
その点、この天候はプラスに作用してくれるらしく、特に症状はこの時は出ていなかった。
以前の探索時の様に“ネンザ”も今回はしていない。

次に体力。
この時点で多少の息切れをしていたものの、別に体が動かない程でもない。
確かに険しい山道とは言え、富士山に比べれば歩く距離は断然短いであろう。
そう考えれば山頂まで登り切る余力くらいはあるハズだ。
気になる事と言えば、汗を拭うタオルを忘れた事くらいか…まあこの辺は十分我慢は出来る。

様々な考えを巡らせた結果、私は再び登る事を決意した。
相変わらずきつい山道であるが、決めたからには“サクサク”と登っていく。
様々な事から“サクサク”と登らざるをえないのだが…いま思うと、このペースは山を登る上では不適切に思える。
しかしこの時は焦りの為か、完全にその判断は出来ていませんでした。

と言う事で、焦りつつハイペースで登りつつの、そんな忙しい中(?)撮影した写真を紹介していきましょう!


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■険しい山道には、随所にこの様な石碑が建てられていました。
本来ならじっくりと観察したい所なのですが、この時はかなり慌てつつ更に上へ…(汗)
■再び石碑発見!!
写真を撮影しつつ更に上を目指します!(苦笑)
■山道から時折覗かせる下界は、この様に“真っ白”!!(汗)
晴れた日にも来てみたいですね。
■ハイペースで登るうちに、私の息切れも徐々にではあるが激しくなって行く。
しかし泣き言など言っている暇はないッス!

霧により徐々に視界が悪くなっていく中、目の前には道が二本に分かれていました。
むむむ…ここは…???(笑)
■やはりそうだ♪(笑)
旧道と新道の分れ道であります!!
多くは語りませんが、ここから“伝説”が始まったのかぁ!!(爆)
カギは「A氏」が握ってたりします。(謎)
で、私は当然山頂を目指す事に。
間違っても旧道へは行きません!!(爆)


■と言う事で今回はここまでであります。
個人的にも見てみたかった「分れ道」にも訪れ、御機嫌な私でありましたが、実の所、体力はかなり消耗していました。(汗)
ここまで休憩を取らずに登り、正直“吐き気”さえ覚えていた気がします。
と言うか吐く寸前であったと思います…。
そんな状況であるにも関わらず、さらに上へ休憩無しで挑むのでありました!(苦笑)

と言う事で、今回はこの辺で!
では、次回も是非御覧になって下さい♪

次へつづく

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