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心霊スポット探索レポート
「八王子城跡」〜その10〜
【要害地区〜山頂編】
所在地:東京都八王子市
取材日:2001年5月24日
公開日:2001年7月某日

■「居館地区」の調査及び撮影を終え、いよいよこの探索のメインとも言える「要害地区」へと向かう事となりました。


■「要害」とは、簡単に言えば城の中心であり戦の中心となる場所です。
八王子城は山の山頂にそれを作り、戦の時にはこの山より敵を迎え撃つ事になります。
この起伏に富んだ山は攻める側からすれば非常に厄介な地形と思われる。
迎え撃つ側としては、実に絶好な場所を見つけたモノだと感心せずにはいられない。
さすが氏照殿と言ったトコロでしょうね。(笑)

攻める側にとって非常に厄介な地形と言う部分は、即ちその山をこれから登る私にも当てはまる事と言えます。
目の前には足場の悪い山道が私の登頂を拒むかのごとく山頂へ続いていた。

とは言うモノの、当然ながらここで後戻りするワケにはいかない。
仕事を早めに終えた後の限られた時間での探索とは言え、このチャンスを逃せば次回はいつ来られるか分かったモノではない。
それに山歩きには微々たる物だが自信も無くはない。
この「路地裏」を立ち上げ行なった探索には、時に“山歩き”も行なってきた。
それまでの“山歩き探索”も、確かに楽な物ではなかったが限られた時間内で全て終えている。
それに、今でこそ信じられない事なのだが、学生時代には陸上部に所属し、その部内でのトレーニングと称し登山は季節の節々にはよく行なったし、富士山登頂も二回ほど経験がある。

そんなつまらぬ自信と、決してつまらぬとは思っていないHPの充実を考え、もうすぐ午後4時ともなろう時間より登頂を始める事になった。


■歩きながら撮影の為か、実に
ボヤけた写真となってしまいました。(汗)
見るからに「鳥居」ですね。(笑)


■敵を迎え撃つ場所と言う事は、この地には戦により流された血が多く染み込んでいると言えるでしょう。
そんな事を考えながら登る山道は実に趣があるのだが、実はそんな“ゆとり”があったのも最初の頃だけである。
延々と続く山道を、限られた時間と言う事も手伝い休憩もせずに、ひたすら登るうちに体力を根こそぎ奪われて行き…やがて私の頭の中は“歩く”事と“写真撮影”のみとなって行くのでした。(笑)

思えばこの「八王子城跡」へ到着した時、山には雲が掛かっていた。
あの時、山頂を目視していたら…時間的にもこの登山は延期となっていたのかもしれない。

と言う事で、最終的には無事だったのですが、その中身は危険と隣合せであったこの【要害地区〜山頂編】の幕開けとなります。


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■行く道全てがこの調子と言っても良いかもしれません。(汗)
いや、時に平地となる個所もありますが殆どが山道であり気力、体力共に奪われていきます。
■辛い山道はまだまだ続きますが、この時点ではまだ序盤戦。
体力的にかなりゆとりがありました。
■ややや、階段であります。
階段の存在は実にありがたい。
険しく不安定な山道に比べ安定してますしね。
■その先は「金子丸」と言う場所があります。
と言う事は…頂いた資料によると、まだここは区域上「居館地区」に分類されている事になります。
■この「金子丸」は、この様に平地が広がります。
険しい山道のなかで唯一安心出来る場所といえます。


■と言う事で今回はここまでであります。
この時はまだ序盤戦であり余力をかなり残し余裕の雰囲気すらありました。
しかしこの後延々と続く山道に、私の体力は次第に奪われて行くのであります。
しかも運が悪い事に霧も発生し始めて…(汗)

★と言う事で、今回はこの辺で!
では、次回も是非御覧になって下さい♪

次へつづく

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