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■第四話 恐怖漫画を見た為に…
恐怖漫画は大好きであります。 それは子供の頃から変わらないです。 しかし、一度だけもう見るのを止めようと思ったことがあります。 中学三年の時、友人がたまたま学校に持ってきた、有名な漫画、「恐怖新聞」を見て 「あ！面白そうだね？」 と私が言うと 「いいよ、やるよ！」 とあっさり私にくれました。 （なんだよ、やに気前がイイな？） と思いましたが、とても面白そうなので喜んでおりました。 家に帰り早速読み始めた。 なかなか怖い！面白い！ おお〜…と思いながら一話目を読み終わる。 そして二話目。内容は「吸血鬼」の類。 （ふ〜ん・・吸血鬼ね〜・・） と思いながらパラパラとページをめくる。 話も後半となり、吸血鬼の写真などが出ているページがあった。 その中の一枚の写真に目がとまった。 その写真にはおもいっきり「歯」の出た女性らしき（？） 気味のわるい人物が写っていた。 （なんなんだ？この人は？？） あまりの気味の悪さに寒気が起こったのをよく覚えています。 その夜、寝ようと思ったがなかなか寝付けない。 あの気味の悪い女性の「写真」が頭から離れない…。 なんとか寝付いても夢に出てきて起こされる。 （いい加減にしろ！） と思っているうち、今度は眩暈、そして吐き気、高熱…。 どうやら風邪をひいたらしい。 ４〜５日程うなされ、回復するのに１週間。 流石にまいりました。 ただタイミング悪く風邪をひいただけなのでしょうが、 あの「女性」が夢に出て来たら誰でも参ってしまうだろう。 あんな思いをするなら、恐怖漫画は見るのを止めようと真剣に思いました。 今でもその漫画はあります。 先ほど試しに久しぶりに読んでみた。やはり気持ち悪い…怖い！ さすがにうなされる程ではないが。 ただ夢には出て来ない事をなにげに祈ってたりもする…。
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