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■第二十二話
周囲の声: その1


3年目を、とうに過ぎたこのサイト運営。
大したカタチを作りもせず、ただ勝手気まま、成すがままで、それぞれのコンテンツを埋めてきた。


しかし、そんな勝手気まま≠ネサイト作りも、気が付けばカタチの様な物が出来てきたような気がする。
カタチというか流れ≠ニいう物なのか…とにかく、「最初にするべき事」が分かってきた。

いや、分かってきたと言うよりは、


「それをせねば何も始まらない」


と言った方が正しいであろう。
それが「情報入手」と「探索」である。


自分の周囲、それから友人、知人、そしてサイトの情報をチェックし、そしてそれらを元に探索に向かい現地を撮影する。
撮影しながら、現場の雰囲気を味わい記憶し、その記憶と画像を混ぜ合わせながら、作り上げるのが


「心霊スポット探索レポート」


であり、これが路地裏での第一段階の作業と思っている。

この作業は、確かに根気の要る作業なのだが、


「在るもの、思ったもの」


を元に作り上げれば良いのだから、そういった意味では楽…とは言いづらいのだが、比較的進めやすい作業であるのは事実だ。


更新作業の第一段階が、何も「レポート」に限るわけではない。
実は第一段階の中にも、様々な工程があり、探索を終え、次の作業はというと、


「写真のチェック」


である。
これは沢山撮影した写真の「振り分け」が主な内容。
使えない写真はお蔵入り≠ニし、ポイントとして使えそうなものをピックアップしていくのだが、この時点で大雑把な文章を頭の中で考えていくのも、私にとっては何気に大事な作業である。

写真を一枚一枚眺め、そこに写っている物を見ながら、そして現地の雰囲気を思い出しながら…。
そうしているうちに、なんとなくではあるが文章らしき物が出てくる。
この浮かび上がった文章が、のちの文章入れ≠フ作業に私の場合は生きてくる。


そしてその工程で、時折


「あらら???」


と思える写真は、別口に保存する。
後の工程、「第二段階」の始まりとも言え、それは


「画像の部屋:心霊写真」


用の材料≠ニなるのだが、それは後で話すことにしよう。


とにかく、写真をチェックし、ピックアップした写真をサイトに合ったサイズに変更し、そして1つのページに貼り付ける。

そして貼り付けが終わった時点で、今度は文章の挿入となる。
この時に、先ほどの工程での


頭の中で考えた文章


が、大いに生きてくるのである。
もっとも、事前に考えた文章の全てを覚えていることは少なく、また覚えていたとしても、のちに変更してしまう文章もある。
だから大いに≠ニ言う言い方は、実は正しくない。


微妙に生きてくる


と言った方が正解だろう。
しかし私は、皆様もご承知の通り「無能」である為に、こうして事前に何度も文章を考える必要がある。
言い換えれば


何度も頭で考えねば文章が書けない


という訳である。
悲しい限りではあるのだが…。


とにかく、そんな工程を終えた後に、いよいよをもってサイトにUPする事となる。
言うならば


一仕事終えた


といったところであり、この時点で「祝い酒」でも呑みたい気分なのだが、一人で呑むのは余りにも空しいと思われるので、今まで実行したことはない。

そうしてデータをUPした後に、一応のチェックをして、作業の第一段階も終える事となる。

この時点では特に


恐怖


も感じず(?)、私の中ではささやかながらの達成感も生意気ながら感じたりする。


そう…この時点では喜びさえ感じられるほどの心地よさだ。
しかし次の工程より、徐々にプレッシャー等が我が身を襲うこととなる。


恐怖


さえ時に待ち構えていたりする…。


その恐怖感は、はたして上手く書けるかどうか…また、はたしてここで書いて良い物なのだろうか…。
その答えは未だ見つかっていないが、書くべき頃合が訪れた時に


「周囲の声: その2」


として書いてみることにしよう。




いつしか書くかもしれない

その2へ続く…

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