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□この話は「理奈未様」が、
2004年2月27日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第九十四話
お祭りで…

それは2002年。
私が小学校五年生の夏の時期の出来事でした。

夏休みに入って、しばらくたってから私は旅行を終えて帰って来ました。
学校では夏休み中なので、水泳の授業だけをやっていました。

そんなある日、一人の親友が私に言って来た。


『ねぇ、夏祭りが24日にあるんだけど、行かない?』


と。
もちろん遊び大好きな私は断らずに『行く』と返事をしたのですが、その一言から恐怖の体験をする事になってしまいました。


24日の日が来て、その日は私を含め3人でその祭りに行きました。
ある公園で開いているそのお祭りは、いつも夏になるとこの夏祭りをやっていると友達から聞きました。そんな事はどうでも良いと思い、メンバーが足りないのでもう一人友達を呼ぶ事にしました。

しばらくしてかき氷をかかえながらもその友達のマンションへ歩いていると、一人の親友が『チェーンメール』の話を始めました。


『今日さぁ、パソコンに座ってカップラーメン食べてたら変なチェンメが来てぇ。 んもうマジびっくりしたよー。メリーさんの写真があったのー!肉とか血とか見えててすんごいやばかったー;;メリーさんから電話が来る前にこのメールを5人に送らなければ メリーさんが殺しに来ますとか書いてあって! もう怖くてすぐ五人にメール送ったー』
※(もう少し詳しく話してくれましたが内容をとぎりました;)


その話を聞いてモロにまにうけてしまった私ともう一人の親友は、そのマンションのエレベーターの中で必死に怖さを埋めていました。

そして、ようやくその友達の居る部屋の階に着き、ドアの前でインタンホーンを鳴らし、その友達が出てきたのですが彼女は


今忙しい 後で行く。


と言って私達を追い出しました。
仕方なく怒りながらマンションの入り口に戻り、その辺にかき氷の入れ物を捨て、またその公園に戻り遊んでいました。
それから私が


『肝だめしやろーよw』


と言い出した丁度にその友達がやって来て、その肝だめしに参加しました。
別のクラスの友達も数人居たので、そのメンバーにさっき親友が話したチェーンメールの話をし始めました。
数人の子がその話にビビって


『私帰るー!そういうの苦手だもん』


と言いましたが、私は帰らせずに肝だめしを始め、皆がそれぞれパートナーを作り、近くにあった野球のグラウンドの周りを歩き、さっきの友達のマンションも一週して来たらOKと言うルールで、私もその番が来ました。

その時です。グラウンドを歩くとぞっと寒気がして後ろに振り向きました。


…誰も居ません。


怖くなって、『歌でも歌おう!』と言い、2人で大声で歌っていましたが、マンションの入り口の反対側まで来ると、余計に寒気がとまらなく、その場で吐いてしまい、その肝だめしは中止になってしまいました。

今でも、何故あの時こんな事が起きたのか正直言って分かりません。
分かるのはただ一つ あのマンションがとても古くて今にも壊れそうだという事です。

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