□この話は「草間蒼様」が、
2003年12月30日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第九十二話
棺おけ職人の話

私のお祖父さんから聞いた不思議な話です。

お祖父さんが小さいころ、お父さん(私の曾お祖父さん)は


棺おけ職人


をしていたそうなんです。


当時の棺おけは大きな樽のような造りをしていて、

回りには竹を張ってあります。



ある日、お祖父さんが夜寝ていると大きな


「バチン」


という音が聞こえてきたそうです。

父親に音について聞いてみると



「アレは棺おけの竹が弾けた音だよ。死人が自分の棺おけを選びに来たんだ。

明日は必ず棺おけの注文が入る。」



と教えてくれたそうです。

不思議な事に翌日になると棺おけの注文が本当にあったと

お祖父さんは話してくれました。

それは7・8回はあったといっていました。
路地裏】【戻る