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□この話は「お馬鹿さん様」が、
2003年7月22日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第七十六話
車椅子

こんにちは。初めて投稿します。

私自身には霊感の類は無いと思うのですが、一回だけ不思議な経験をしました。




私が中学一年の時の事です。
部活で柔道をやっていた私は先輩と練習をしていました。
試合形式の練習だったのですが、投げられた際に受身に失敗して頭を打ちました。そのショックで、そこからの記憶が無く、気が付いた時は救急車の中でした。
連れて行かれた病院で不思議な事が起きました。

伊勢原の□□大学病院に運ばれた私は、念のため一日入院をしました。
(と言っても夜中に帰ったのですが)

病室のような所で寝ていたのですが、頭を打っていたので周りを見回す余裕が無く、ただ天井を見上げていました。

最初は母が横に居たのですが、飲み物を買いに部屋を出て行った時です。
扉が開き誰かが部屋に入ってきました。
私は母だと思い、ずいぶん早いなぁーと思っていました。

しかし見てみると(頭を打ったせいか直視は出来ませんでした。)、やけに背が低く車椅子のタイヤが床と擦れる音がしました。
その車椅子は私が寝ているベットの足元を通り、私の右隣のベットに行き枕元についている電気をつけました。
そこがなんとなく4人部屋の病室と思っていた私は、同室の人なんだろうと思い特に気にしませんでした。
多少その明かりが気になりつつも天井を見ていました。

しばらくすると明かりが消え、何の音もしなくなりました。
母が帰ってきてしばらくしてから私は家に帰ることになりました。

意識もハッキリして周りを見回す余裕も出てきたので、さっきの隣のベットを見てみたところ、私の寝ていたベットの隣は壁でした。
それどころか病室も個室だったので、同室の人がいるわけがありません。
疑問に思い母に聞いてみたところ…



「一人部屋なんだからあんた以外に人が居るわけ無いでしょ。変な事言うんじゃないの。」



軽く怒られました…。





あの車椅子の人は何だったのでしょう??

霊にしては妙にリアルだったような気がします。

因みにその部屋で車椅子の人が亡くなったかどうかはわかりません。

気のせいでしょうか??

長い上に読み難くてすみません。これからも頑張ってください。

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