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□この話は「たか@様」が、
2002年10月20日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第五十四話
御香

えー、このまえ送ったバンガローの話。
つい最近某サイトにのってました。ジェイ ソン村といそうです。
えっと今回の話しは私が2年前までしていた仕事でのお話です。
また長い話ですが飽きずに最後まで見てください。





その仕事とゆうのは電車の線路を保守点検するという仕事です。
私の会社は主に東■道■幹線の保守がメインの仕事で仕事内容は多岐に渡り?ます。

さて、その仕事の中でもかなり大掛かりな作業に


土床更喚(どうしょうこうかん)


と言われる作業があります。
これはかなり大掛かりな作業で、こまかいことは

■幹線特例法

に引っ掛かる為言えません。(特例法は列記とした法律です。)
私自身が今現在も?R東海の方とひたしいので、その方に迷惑を掛けたくないのです。


話がそれました。
でもって新幹線に限らず、線路とゆうのは物凄く場所をとります。
つまり列車を走らせる為には其の分の土地が無ければなりません。
だから必然的に都内にある線路は、くねくね曲りくねっているわけです。
しかも、重要な建物をうかいしな ければなりません。
そうすると、必然的に安い土地で用地買収出来る所へ線路を作るわけです。
■幹線も例外ではなく、都内のほとんどが高架の上を走っています。

で、なんでこんな話するのかと言えば、■幹線も土地が確保できない為に、

いわく付きの場所

の横なんかを通っているからです。場所は言えません。
そこに入った時点で 警察に連行され、まちがいなく刑務所行きです。
特例法を犯すと物凄く罪が重いのです。

で其の場所ですが、線路の横がお墓なんです。
フェンスの向こうは墓地なんですが、ここで土床更換した時の話です。
前置き長くすいません。


ここは必ず作業すると何か起きる有名なところなので、作業前にお神酒をあげ作業をはじめました。

しばらくはなにごともなかったのですが、1時間ほどして作業に使っ ている重機(パワーショベル)が動かなくなり、補助エンジンまで動かなくなり、仕方が無いので2台で作業する所を1台で作業しました。

あるていど作業が進み、次に作業した場所を締め固める専用の列車?(名前が在るのですがあえてふせます)が入り作業しようとしましたが、こちらも故障。
仕方が無いので、機械がやってくれる作業が人力になってしまいました。

そうこうしてるうちに、作業も終わり最後の点検をしながら歩いていると、墓地から


線香の匂い


がしてきました。
後輩の1人が、


「さっきまで線香の匂いなんかしなかったよなー」


と言うので、私もなにげなく墓地の方を見ると、お墓のまん中あたりに人の形をした霧のようなものが見え、思わず


「ありゃなんだー」


と口から出てしまいました。
しかし周りのやつには見えないらしく


「あほか」


などと言われる始末。でも今でもたしかにおぼえています。


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