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□この話は「えびちょん様」が、
2002年9月27日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第五十二話
今でも…

高校の頃よりつい最近まで、奇怪な現象、異様な現象に家族の皆が悩まされていました。
そのひとつひとつを話していきます。





■夢


気がついたら私はコタツに居ました。
時計を見ますと2時をまわっていたのですが、そこには


死んだはずのお婆ちゃんと、確か女の子


がいました。
しかも無数に人魂が飛んでいたと言う夢です。


実はこの夢は母も見ました。
おそらく亡くなったお姉さんか、もしくは妹を私達にも見せたかったのでしょう。


もう一つの夢は、私が寝ている下の台所に私が居ました。
しかも目の前には三角頭巾被った、 白い着物の女の人が包丁を持って


「ギャ−、ギャ−」


と言って私に襲い掛かってくるのです。
意味が分からない夢ですが・・・。

その1週間後、私は金縛りになり、腹部に


刃物の激痛


に襲われました。金縛りがとけると痛みは嘘のように引いていました。





■隣の不幸から…


隣の家に住む朝鮮人の人がいたのですが、ボケてしまい庭にあったお稲荷さんを捨ててしまったのです!
それから嫌な事(多分祟り)があったのか、元に戻して毎日必死に拝んでいました。

ところが2週間後、その方は


車に跳ねられて亡くなりました。


それからは窓を開けるとお稲荷さんの所から、


ぱきっ!ぱきっ!


と異様な音が鳴ります。





■睡眠中に…


寝ていると、金縛りが起こる時に嫌な感覚が体全体を走ります。
そのあと必ず霊が来ます。
始めて見たのは、


おかっぱの女の子


でした。

それを見て気を失っていました。
ですがその2週間後、今度は夢にその子は出てきました。
私はその系統の夢を見ると、


「うわぁ!」


と起きてしまいます。





■押されている!?


ある朝に、奇妙な夢ともつかない出来事がおこりました。
窓からは日が昇っていて、スズメのさえずりが聞こえます。
私は


「さあ、起きるぞ!」


と、勢いよく起きようとしたのですが、少ししか腰があがりません。


な、な んだ?


と思っていると、目に見えない手が首を絞めてきます。
しかも、つめが食い込んでとても痛いのです。私は必死に、


「止めてくれ」


と言わんばかりに手を出して抵抗しましたが、おされて倒されました。
そこで奇妙な事は終わったのですが、抵抗していたはずなのに、体は寝ていて動いた形跡がありません。
スズメのさえずりはさっきと同じ様に聞こえていました。
不思議です。(一種の幽体離脱なのでしょうか?)





■様々な異変を期に…


それら奇妙な出来事が起きるようになってから


くしゃくしゃ、ぱきっ、どんっ、


など異様な音の悩まされる様になりました。

道路をバイクで走った時、


「キャー」


と言う悲鳴や、家にいる時ニ階に人がいないのに


「ドン、ドン」


と歩く音が聞こえたり、兄貴といる時、隣の部屋で扉を開けたり閉めたり散々聞こえました。(他の人には聞こえないのに?)





■すれ違った人は?


親父と夜危険物を出しに行った時の事です。
人とすれ違うと親父は挨拶をしますが、スーツを着て紙袋をさげ、メガネをかけた人がいたのですが


親父は気が付きません。
なんだか異様な気配を感じて居たのですが、親父より私に向かって


「こんばんは〜」


と話してきたのです。
目は合わせませんでしたが、顔のあたりが靄がかかっていました。
あとで親父に


「あの人不気味だね」


と言ったのですが


「そんな奴居なかったじゃないか?」


と、言われ鳥肌が立ちました。





■異界からの訪問


デザイン学校の宿題をしていた時の話です。

写真を庭で撮ったら、お稲荷さんの所だけ異様にブレているのです。
ちなみにある場所を撮ったら、

猫の鬼

のような形相の写真が撮れたのです。
しかも部屋で撮ったらそこにも写っているのです。
そこで確信しました


とりつかれた!


予想どおり、朝になるとほぼ毎日、小さい肉九で


とんとん、


と叩かれ、つめで掻き毟ってきます。
食堂に入ると壁から


ガリガリ


と、爪とぎの様な音が聞こえます。しょっちゅうです。

当然写真はおたき上げをしましたが!
母にこの写真を見せたら、


「そう言えばこの写真の猫の柄、ミケを見て見覚えがある!この猫この場所で生首で凄まじい形相で死んでいた!!」


と言うのです。
ようやく訳が分かりました。
おたき上げが終わったらこの奇妙な現象だけはおさまりました。


成仏してよかったね。


と言う思いを込めました。





■不吉な場所


実は私達は自殺の名所口の?橋に夜2回程行った事があります。
私はもの凄く嫌でしたが、初めて行った時は、その後友人の兄が原因不明で1ヵ月後に


他界


しました。


二回目は、他の友人といったのですが、通っただけで首筋が凄まじく寒くなり、友人は


「何故か涙が止まらない!」


と言っていました。 


その後、よせばいいのに写真を撮ってしまったのです。
もっともフラッシュをたいたのに全部真っ暗でしたが(恐怖)

それ以来あの場所にはいっていません。





■兄弟


私は3人兄弟ですが、実は身ごもった人数は6人だそうです。
1人のお姉さんは居たことは知っていたのですが、弟か妹らしき兄弟が居たなんて知りませんでした。

その兄弟の事を思って可哀想だ!と、落ち込んでいた時です!
急に後頭部が物凄く冷たくなり、体が言う事を聞かずに体が震えて泣く気など無いのに泣き出して涙が止まらないのです。
家族の前でどうにもならず凄まじい声で泣き叫んでいました!
 
これが憑依だと実感しました。初めての体験です。
以来彼らの事やご先祖様身内の方々に毎日お線香をあげる事を習慣づけました。

皆さんが天国で幸せな死後を暮らして欲しいと、毎日願っています。
それ以来多分ですが、ご先祖様や身内の方が成仏なさったと私は思っております。





■会社で…


会社での事を話しますが、会社でも奇怪な事は沢山ありました。

まず仕事場に入り


「おはようございます!」


と言いました。居るのは電話対応の人だけです。
ですが、奥の暗室から、


「お〜〜う」


と言う声を聞き、まだ人がいるんだと思い暗室を開けましたが、だれも居ません!
気のせいだ、と自分に言い聞かせました。

ことろがある人が


「誰か今呼ばなかった?」


と言いました。
その方はE藤さんというのですが


「Eと〜〜う」


と言う風に聞こえたらしいのです。
おそらく


「お〜〜う」を「Eと〜〜う」

と聞き間違えたのだと思います。


あと印象的だったのが暗室で作業をしていた時です。
紙がくしゃくしゃと言う音が耳障りな程聞こえまして、困りはてました。
その暗室ですが、ゴミ箱に目が行ったのですが、そこに真っ白な毛もくじゃらな変名生き物のような物体を発見しました。

ところが目が行った瞬間、それはスパ−ンと音を立ててドアに向かって消えてしまいました。
今でも不思議です。
 
ところが1年位たって同僚の方に話しましたら、


「そう言えば何だか真っ白な毛むくじゃらな物体を2回程見たような気がする??」


と言い驚きました。
その方もそれを見る、と真っ白な物体は暗室の方に逃げて行くらしいのです。
今でも不思議です。





■音


話は戻りますが、お稲荷さんにお線香をあげに行きますと、決まって2〜3日奇妙な事が起きるのです。

足に物体の様な物が、寝ている時に落ちてきますし、あとは、


どんっ!


と言う音が聞こえたりビックリしてしまうのです。
ですので今は、怖いので近づかないようにしています。

ちなみに親父はその隣の廃屋の玄関で朝鮮人のお婆さんの霊をみています。





■騒がしい


不思議な事と言えばベットで寝ていた頃の事です。


ピキッ、ピキッ


とラップ音がうるさかったので


「うるせー静かにしろっ!」


と心で念じたのですが、相手の霊の方も怒ったのでしょうか?急にベットが


ガタンッ!


と揺れたのです。
これはもしやポルターガイスト??と思いビビって朝まで起きていました。

一度だけですが貴重な体験です。毎度恐怖ですが…。





■訪問客


この間も友人と部屋で話していたのですが、友人が変な事を言いました。


「誰かノックしなかった?」


私は


「まさか?と思い気のせいだろ?」


と言ったのですが、寝るときノックされました。
気のせいではなかった様です。





■それでも訪れる…


最近は仏壇にお線香を毎日あげていますので、毎日のように恐怖体験は無くなったのですが、時々まだ変な事はある様です。

もう慣れたのですが、この間金縛りに何時の間にかかかっており、目を開けるとウインドブレーカーを着て、フードを被った人が足元に居て私の事を見ていました。

その人は何を語る事無く立っていましたがしばらくしたら消えてしまいました。
時間は1:05です。

どうやら困った事に霊に好かれやすい様です。(困った事です)





■病院から


つい最近まで母が入院していました。
母が病院のベットで寝ていると、左上から明らかに


異様な音


が鳴っていたらしいのです。

これは私の推測ですが、死んだ方のベットを知らない内に使われたのではないか??と思いました。


パキンッ、パキッッ


となるのです。
また背負ってきたのではないか?と言いましたが、


「自然現象でしょ!音楽付きで良いじゃない?」


とのん気な事を言っています。

その後母が青ざめてこう言いました。


「変な夢を見たよ、声でお線香、あげなきゃ、と言う女の人2人位の声が聞こえたの、そしたら目の前に髪の長い女の人が、もあっとでてきたのそれで目が覚めて時計を見たら3:00だった、の」


と言っていました。 

それから母も時々仏壇にお線香をあげています。
ですが、音は今でも鳴っています。どうなる事やら、やれやれ。

その音が鳴っている場所には出来るだけ近づきたく無いものです。
これを書いている途中またノックされました。

もう勘弁して欲しいです。





■兄とご一緒に…


ちなみに庭先にある井戸では自殺があったそうです・・・近づきたくないですね。
周りの家では頭がおかしくなったり、家族を暴力で追い出したり周り中おかしくなっています。


今部屋には坊さんに貼ってもらった御札と、清めのお塩があるせいか、あまり変な事は起こらなくなってホッとしています。

ただ兄は釣りの行く時に口の?橋によく行くので背負ってきたのでしょうか?

風呂に入ると女の人がぶつぶつ何か言っているので夜は明かりを着けて、寝ているらしいです。情けないなあと思いました。





■濡れた女性


これは友人の体験談ですが、以前河口近くに住んでいたので夜廊下に出ようとしたら、びしょぬれの女の人が弟の部屋を覗いていた!

と言う事を聞き、やはり海は身投げや溺死があるのでそう言う事が多いと実感しました。

前に口ヶ島に釣り行ったときも花が供えてありました(汗)
その近くで釣りをしましたが友人が体調の異変をうったえたので、もう行かない事にしました。
友人いわく


「あそこにはもう行きたくない」


そうです。





あまりにも長すぎましたのでとりあえずこのへんにして置きます。
ちょっと誰かに話したくなったのです。
これらは全て本当です。


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