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□この話は「JORK様」が、
2002年7月15日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第四十一話
その手の季節ですから…

こんにちは。JORKです。
今回の体験談はつい先日、私の周りで起きた体験です。
短いので、まとめて投稿致します。


〜その1〜

6月のある日の晩、0時頃、父、母、弟の3人で1階にある四畳の部屋でTVを見ていたそうです。
すると弟が


『今、誰かが通った!』


と言うのです。

(TVの後ろは大きな半透明な窓があり、外には庭から通じる通路になっていて、塀と家の間は人が余裕で通れる上に一周できるのです)

こんな時間に!まさか泥棒か?!と父と母はすぐさま外を見に行きました。
しかし人がいる気配さえありません。


『物騒だねぇ〜』


と言い合いながらも、その日は無事に終わりました。



次の日の朝…一本の電話が鳴りました。


『昨夜、家内が亡くなりまして…。』


という母の兄からの電話でした。
亡くなられた時間は午前3時。

昨夜の出来事、0時の時点ではベットの上で意識が朦朧としていたそうです。
最後のお別れに来たのかもしれません…。





〜その2〜

7月11日。
それは昼の明るい時間に起きました。

母がいつものように仏間に居ると、後ろを誰かが通る気配がしたので


《ビクッ》


っとなったそうです。
慌てて後ろを振り返ると誰も居ない…。
チャンとは見ていないが黒い影が通ったようにも思える。
そんな出来事があったと私のところに言いに来る母、


『お母さん、それお祖父ちゃんだよ!今日はお祖父ちゃんの命日でしょ?』


いかにも知っていたかのよう口調で答えたには理由がある。

数日前、深夜2時頃、トイレに起きて部屋に戻ろうとし、開けっ放しにしておいた部屋に目をやる瞬間、そこを


《白い布のようなもの》


がヒラリと通ったのを見ていたからだ。
丁度、白くて薄手のロングスカートが風でなびいた感じである。

すぐさま部屋を見渡したが《ソレ》が向かった先には窓。
確かにクリーム色のカーテンはあるが、窓は閉まっていた。


《恐くなかったし、ま、いっか♪》


と思い、寝てしまった私…(汗)

次の日父が


『もうすぐ祖父さんの命日だよ』


と言っていたのでお祖父さんの命日を妙に覚えていました。

しかし、その体験を母に話しをすると、


『その日って幼い頃よく一緒に遊んでいた遠い親戚のおばさんが亡くなったんだよ』


母は直感で思ったらしい。その影はその方だと。

私は急いで仏間に行き、お線香を2本あげ、手を合わせました。


☆どうやらこの季節になると、JORKの周りは、こういう現象が増えるみたいです(大汗)


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