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□この話は「JORK様」が、
2002年5月10日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第三十一話
ノック…

あれは私がまだ5歳位の頃の出来事だったそうです。





ある夏の暑い夜、いつものように親子3人で“川の字”で寝ていると、誰かが部屋のドアをノックした音で父は目が覚めました。


(親と同居している為)《何か用でもあるのかな?》


と、ドアを開けました。
するとどうでしょう、そこには誰もいません。


《寝ぼけたかな?》


と思い、再び布団に戻ると、再度『トントンッ』とドアをノックする音がしました。
今度は母もその音で目覚め、


『おじいちゃんかしら?』


と見に行くとまた誰もいません。
不思議そうに二人で顔を見合わせていると、またまたノックの音が!
その後もノックの音がするのに誰も居ないという事が、夜が明けるまで何度も続いたそうです。





実はその日は私と後に生まれる弟の間に生まれるハズだった男の子の命日だったのです。
母は流産してしまい、この子は水子となってしまいました。


きっと寂しくなって会いに来たのでは…





後日、家族みんなでお墓参りに行き、不思議なノックは一夜限りの体験となったそうです。





























【ちなみにJORKはまんまと



爆睡中



この体験は出来なかった事はいうまでもありません(苦笑)】


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