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□この話は「匿名様」が、 ２０１５年９月１５日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百九十九話 見えてんの？
私には、霊媒師並みに霊感がある知人女性がいます。 これは彼女が結婚後、出産したあとの話です。 彼女の子供は、上が男の子で下が女の子なのですが、片言で喋れる様になった頃に会いにいった事がありました。 その時、俺の方を見ながら 「ワンワン!!…ワンワン!!…」 って、人差し指で指しながら言うんですね。 俺は当時はマルチーズを飼っていたのですが、子供たちには会わせた事はありませんでした。なので、 （何かおかしいな…） と思ってました。 初めは俺の顔を見ながら言ってるのだと思ってましたのですが、よくよく見てみると、どうも俺の肩越しに、後ろの方を見ながら、 「ワンワン」 と言ってるみたいなんですね。 その後、男の子は成長するにつれ言わなくなりましたが、女の子の方はモロに母親の霊感が遺伝したみたいで、どうも 守護霊みたいな感じでいる犬達 が見えてるみたいでした。 実は俺が生まれて１年くらいして、それまで飼っていた雑種の白い犬が死んでいて、高校を卒業した頃、死んだポメラニアンが、守護霊みたいな感じで居るんですよ。 コイツらが見えてたみたいで、母親に聞いてみたら、能天気に 「ピンポ〜ン!!」 軽く言われましたが…。 その後、マルチーズと女の子を遊ばせる様になったのですが、７〜８年の歳月の末、老衰でマルチーズは死んでしまいました。 その後、可愛がってくれたお礼からか、暫くしたら飼い主の俺の事はほったらかして、出張して女の子を守ってるみたいです。 まぁ〜突っ込みたいところもありますけど、やむを得ませんかねぇ？
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