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□この話は「神在月様」が、
2015年8月20日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百九十七話
お知らせでしたか

幾つかあるので分けて投稿させていただきます。
先ずは一昨年の夏のお話です。

一人暮らしをしていて私は部屋に一人、TVの前で椅子に座っていました。
お昼時で風はありませんでしたが、良い天気でワンルームの一つしかない小窓と玄関のドアを隙間程度開けていました。

TVでお笑いのDVDを見ていた時、ふと玄関の方から

「カラン」

という音がして、私は

「ああ、風鈴か」

と思ったのです。
私は趣味で玄関のドア内側の上方に「カラン」と鳴るガラスタイプの風鈴を、小窓の外に「リーン」と鳴る風鈴をかけています。
そこで「カラン」という音から玄関の風鈴だと思ったのですが、よく考えたら風も無く、もう一つの外の風鈴も鳴らないのに玄関の風鈴が鳴るだろうか…ちょっと引っかかりました。

風通りが良い日だったので、手動で開閉でもしない限り玄関の風鈴は滅多に鳴らないんです。
まあ、怖くなかったので良いかと、そのままテレビを見てたのですが。

数日後に偶々弟と電話で話した時にその事を話しました。
すると弟は


「…に居た叔父さんがこの間死んで、俺は実家に帰ってたからお父さんと挨拶に行ってきたとこだった。」


と少し驚いていました。
会う機会はすくなかったけど、お世話になっていた叔父さんだったので、私は他所に居ますから来てくれたのかもしれません。
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