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□この話は「ミッキー様」が、 2015年8月16日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第二百九十四話 神奈川廃病院 |
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日も暮れ掛けた夏。 友達二人と10代なのに余りの目的の無さを会議していました。 (友達二人をAとBとします) A:やることないよね!!(*´ω`*) B:ないね!(*´ω`*) 自分:ないね!(*´ω`*) A:帰る?(*´ω`*) B:カエル?(*´ω`*) 自分:メスとやりて〜(*´ω`*)ね 全く協調性の無い自己中3人組。夕陽が暮れる。 A:活動時間だ〜(*´ω`*)何かしよ!何かしよ! 自分:なら、噂の廃病院行かない? 話は直ぐ様決まり、某廃病院に向かいました。 来てみると、予想以上に怖い、辺りには雑草が生い茂り、窓ガラスは所々割られ、どこぞの奴らのスプレーで書いたであろう壁の落書き。 (どうしよう(*´ω`*)怖くて入りたくねー!!) A:良い雰囲気だね♪どうせだから屋上まで皆、1人づつ行こうぜ! B:楽勝じゃね? 自分:マジ言ってんの!?マジで単独で登んの!? 元々、廃病院に着いたら真っ先に目的地は決めていました。 地下の霊安室、だが、入り口は溶接で封鎖されていました。 何故、入れなくする必要があるんだべ?僕はそんな疑問が頭を一瞬過りましたがその時は深く考えませんでした。 二人が登り、彼ら二人は勇敢にも平然と建物内に入って行った。 実は彼らには後に話していませんが、僕も単独、建物に実は遅れて入ったんです。 中は生々しくくたびれた医療器具が目に入りました。 真っ暗な通路を携帯の明かりだけを頼りに2階へ。 登って直ぐの部屋を歩きながらちら見しました。 部屋の中心に昇降式の座席。 手術室なのは明らかでした。 その座席に横たわる人影。 あの人…こんな真っ暗闇で仮眠取れるな…。 と思った瞬間、 あれ!?ちょっと待て!おかしい!何でこんなとこにあの人1人なの!? 何で!? 思わずもう一度座席に視線を向けました。 人影がない!あれ?やっぱ見間違いか…。 そして、廊下の先に視線を変える。 何か気配を感じ目をこらすと見間違いと思った人影が…。 おい!!嘘だろ!!? その距離、恐らくは20メートル先でした。 有り得ない…ヤバい!!ヤバい!!!ヤバい!!ヤバい!!! もう携帯の明かりはある物のほぼ感覚で出口から出ました。 帰りたい…当時の本音です。 でも友達をおいてけぼりにするのは正直、抵抗があった。 思った直ぐ後、屋上から叫び声が。 A:お〜い!!!(*´ω`*) B:屋上着いたぞ〜!!!(*´ω`*) 自分:はえーな!! あの人影は何だったのか? もしかしたら霊安室の扉が溶接で封鎖されていたのはそう言った理由があったからかもしれません。 |
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