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□この話は「天使瀬様」が、
2014年12月9日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百九十二話
不思議な女

新浦安にある『Oホテル東京ベイ』がまだ以前の名称だった頃、家族で母の誕生日を祝いにディナーに行きました。

食べ終え各々過ごしていたのですが、私がトイレから出てきて、


「冷やかしに(某夢の国の)グッズでも見に行こうかな?」


と思って、電話の前を通り過ぎようとしたその時です。
パソコンの前に椅子があるのですが、その椅子に座ったまま身動ぎしない女がいたのです。
その異様な光景に誰も気にしないし、私は私で見惚れてしまったのですが、丁度その時、母がトイレから出てきたので、この事を教えました。
すると母は


「顔は見えないの?」


というので見に行ったのですが、まるで


『毛倡妓(けじょうろう)』


という妖怪のように顔は髪で隠れて全く見えません。
母に見えなかった旨を伝えて、もう一度見てみると、その女は音も立てずに消えていました。
ちなみに私が見始めてから消えるまで約5分、私が母に教えて再度見るまでで約45秒です。

のちに発売される

『ほんとにあった!呪いのビデオ45(当時は25巻まで)』

に最初に収録されている

『逢魔時(おうまがとき)の怪』

の怪異のように(室内と海の違いこそあれ)不思議な体験でした。


・疑問
『髪が顔を覆うほど長くて、1分にも満たない時間で誰にも気付かれずに音も立てないで、姿を消す』ってできるものなのでしょうか?

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