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□この話は「天使瀬様」が、
2013年10月28日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百八十三話
烏天狗

おひさしぶりです。

以前の投稿(座敷童子…?)より4年が過ぎてしまいました。

小学4年生の秋のことです。

下校して家まで僅かというところで、クラクションを鳴らしながらトラックが近づいてきて、

「轢かれる!」

と思って目を瞑りました。

そして、ゆっくり目を開けると何の怪我もなく、玄関の前に呆然と立って居ました。

翌土曜日、学校から帰ってきて近所の大人に話を聞くと、

「クラクションも鳴っていないし、トラックなんて通らなかった」

と言われました。

しかし、その中の一人が

「でも、人間とは思えない妙な高笑いは聞こえたよ」

と言っていました。

それでも諦めがつかない私は

「こんな事出来る妖怪なんているかなァ〜」

と思いながら調べてみると

「“烏天狗”という妖怪が空間や時間を飛び越える事ができる」

とあったので、

(もしかしたら烏天狗の仕業だったのかな)

と思うようになりました。

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