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□この話は「K.H様」が、
2002年4月26日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二十七話
天井から降りてくる

私の過去の体験談です、私の自宅での出来事です。





真夜中いつものように寝てたときのことです。
その夜は蒸し暑い熱帯夜、寝苦しい夜でした。
何度も寝返りを打ちながらウトウトしてました。
天井から何やら声がします。


「上り○○行きの急行列車、上り○○行きの急行列車」


まるで駅の構内放送のような声が連呼されてるではないですか!
その声はどんどん近づいてきます。
天井から降りてるようです。
そして最後は私の耳元にまできました。
耳の真横で連呼されるのです。


「急行列車…急行列車…」


同時にキーンという金属音も響いて身体は金縛りとなって動けません。
もう私は驚きで目を開けたのです。

その時、凍りつくような恐怖を見ました。

人間の形をした得体の知れない物体が布団の上から乗ってるではありませんか!

じーっと私の顔を睨んでいるのです。

私は「わーーっ」叫ぼうとしたけれど、声も出ない身体も動かない。

その直後、得体の知れない物体はすーーっと消えました。

あれは一体何だったのでしょうか。



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