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□この話は「クタクタQoo様」が、 2012年1月6日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第二百六十七話 激戦地だったリゾートで |
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数年前にフィリピンの、あるビーチリゾートの浜辺のコテージに宿泊したときのことでした。 到着した日、たまたま一人で部屋でボーっとしていた時、ふと何か気配を感じて振り向いたら、風呂の入り口に若草色の褪せたような服を着て、鎧兜をかぶってるような、おかっぱ頭の髪型のような、何とも微妙な頭の形をした人が、こちらに向かって仁王立ちしている姿が見えました。 全身しっかり見えるのに(何故かすごく背が高かった)顔の部分だけが真っ黒で、表情は全く分からず…。 すごい怒りの念みたいなのを感じて、私は固まってしまい言葉もでませんでした。 その戦国武将?のような格好の人は、私が唖然としてる間に消えてしまいました。 ものすごく怖かったけど、せっかくの旅行だったので、目の錯覚だと思うことにし、誰にも言いませんでした。 その後、風呂に入って出たときに滑って転び、アゴを床と風呂の扉の段差にぶつけ、8針縫う怪我をし、海にも入れず、散々な旅行になりました。 フィリピンのビーチリゾートの診療所で縫ってもらったせいなのか、ものすごい傷跡となってしまって今も残ってまいます。 いずれにしても 「何で戦国武将がビーチリゾートにいるんだ?」 という疑問が残りました。 しかし、最近戦争の映像を見て、あれは鎧兜でもおかっぱ頭でもなくて、 兵士がかぶる帽子の形 だったんだ、と気づきました。 更にその浜辺は激戦地だったと知り、今頃になって動揺しています。 無念なやり場のない怒りを少々霊感のある(らしい)私にぶつけてきたのかな? もっと変な転び方してたら?と思うととても怖い体験でした。 |
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