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□この話は「狂也様」が、
2011年4月9日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百五十七話
家の前

これは、私が小学校の5〜6年生だった時の話です。

その頃の私の家は、畑のとなりだったので曲がり角まで見えました。
夜になり、以前から外をボーっと見つめることが好きだった私は、その日もボーっと外を見ていました。
すると右の曲がり角の奥から白い何かが曲がってこちらへ来ました。
その日はそれで終わりました。

その次の日、なぜかはわかりませんが、また同じ時間に外を見ました。
すると昨日の白い人は家の前を通っていました、その時どんな服を着ているかよくわかりました。
白い着物を着た、黒く長い髪の女性でした。
そのころから幽霊を信じていた私は、

(まさか幽霊!?)

と思いましたが、ないか。と思い窓のカーテンを閉めました。

問題はこの3日目でした。
なぜかまたもや私は、同じ時間に外を見ました。
すると昨日家の前を通った女性は、家の庭を通っていました。

(見てはいけない。)

そう、思ってはいるのに閉められないんです。
指一本動くな、とでも言うように動かなかったです。

(やばい)

そう思いました。
そう、やっている間に女性はこちらを見ていました。
見ると女性は、首の半分以上がまるで斧で思いっきり斬られたように切れてるんです。
普通死んでいるのに、その女性はこちらを見て。

ずぅっとニヤニヤしているんです。
そう、ずっと。

切れているのでそこから血が噴き出しているんです。
白い着物が紅の着物に見えるくらい…。

そのまま私の目線は下へ。
ベタではありますが足がないんです。
無いというより透けているんです。
なのに庭には血の跡が…。
見たくないのに、目線がその女性から目がそらせず。
そこに居たくないのに、うごかないんです。
カーテンを閉めることさえできないんです。

そのままニタニタ笑った女性は、切れた首を後ろに向けたまま(つながっている部分はねじれてます)こちらを愉快そうに楽しそうに見ながら、左隣の私の幼馴染のとなりの家へはいって行きました。
そこで私の体は動くようになり、そのことを母親に伝えましたが、信じてはもらえませんでした。

このことから数年たっていますが、家に血手形があったり、私はうなされたり、自殺しそうになったりしました。
私だけだったのですが、今では、家族全員が心霊体験するようになったりしました。
ここ最近であったことは…まぁ、また後日ということで。
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