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□この話は「りょう様」が、
2011年3月1日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百五十五話
プレステージ

昔、プレステージって番組を録画しながら一人観ていた時の事。
家は一軒家で私のテレビの部屋は2階、三方がサッシと窓、もう一方がベッドルームという造りだった。

テレビを観ていると、なんか人の声が混じる。
気になって音声を消すと声が止む。
気のせいかと思い音声を出すとブツブツ右の方から聞える。それがだんだん自分の頭の後ろに移動している。
音声を消したら消える。
何とか聞き取ろうとしても怨み言かお経のようにしか聞えず、今はゆっくりと左の方から聞えてくる。

「うわー!家の周り回ってるー?!」

しばらくして声は止んだけれど、怖くて明け方まで眠れなかった。
昼間、夜中の事だったから遠くの酔っ払いの声だったかも?
と確認してみようとビデオを再生。
この辺りだったなと音声を大きくし、耳をテレビに傾け目を瞑り意識を集中…。

バンッ!バンッ!!ドンッ!!!

その瞬間、三方のサッシと窓が何者かに思いっきり叩かれたか、何かがぶつかるかした!心臓が止まったかと思った。
しばらく気を失ってたかもしれない。

後で調べたけど、窓もサッシも何の跡も無かったしビデオもすぐ消した。
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