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□この話は「羅刹様」が、
2005年8月31日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百五十話
佐白山での体験

これは以前仲間と心霊探索をしていた頃、佐白山で体験した話です。

2年前の8月。
私は仲間と小雨の降りしきる深夜の笠間の佐白山に探索に向かいました。
車を千人曲輪という駐車場に止め、歩いてトンネルを目指しました。
途中井戸をカメラで撮り、トンネルの中を往復し、今度は山頂の佐志能神社まで向かいました。
途中お土産屋の廃墟があったので、その中に入り話をしていると、2階に続く階段から

「ギシギシっ」

と人が降りてくるような足音が聞こえ、しばらく様子を伺っていたのですが、誰の姿もありません。
戦慄が走りましたが「怪音」には慣れているので、そのまま山頂を目指しました。
佐志能神社に向かう階段を登り、神社で手を合わせ石段を降りる途中、

「ううぅ〜」

と呻くような声が聞こえたので、後ろを振り返りデジカメを撮ろうとしたのですが、不思議と作動しないので、市販のインスタントカメラを撮り下山しました。

後日カメラを現像に出すと、そこには…なんと写真の左半分に


赤い人型の影と石垣に、はっきり写る女の顔が…。


後日この城の歴史を調べたところ、戦に破れ落城した城であること、佐志能神社には慰霊の為に女性の髪の毛が今も祀られていることを知りました。

この写真を撮ってから、同行した仲間が事故で大怪我をしたり、私自身も周囲で良くないことが立て続けに起こり、その写真を神社に持っていきお払いをしてもらいました。
神主さん曰く、この写真から強い怨念を感じる。
お払い後も家に塩を盛るなどしなさいと言われ、2年を経た今も我が家の玄関には盛り塩があります。

今も佐白山には怨念が渦巻いているのかもしれません…。
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