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□この話は「地元人様」が、
2006年8月23日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百四十九話
ホワイトハウスでの体験

新潟県では誰もが知っている。かの有名なホワイトハウスですが、俺は昼に行った時に恐ろしい体験をしました。

仲間3人、1台の車でホワイトハウスの前まできた。
もうすぐ夏なのにこの場所だけ妙に肌寒い。
仲間の2人は俺がホワイトハウスからちょっと離れた所から見ているのに気付き、

『俺ら先にちょっくら中に入ってくるわ!』

俺にそう言い、2人は俺に背を向けゆっくりと歩き出した。
夜に来る時とは違い、怖さなんてこれっぽっちもなく、結局心霊スポットなんて言っても単なる廃墟だな…なんて思っていました。

そのとき…。

俺は背後に今までの生きてきた中で感じたことも無いような

『気配』

を背中で感じ取ってしまった。
仲間に助けを求めようとしたが、あまりの恐怖に声がでなかった。
ならば、意を決して後ろを見ようと、恐る恐る振り返ると、そこには疲れきった顔で俺を見つめる老婆の姿。
俺はそれに向かって何か言おうと思ったがまだ俺の声は出なかった。
次の瞬間老婆が口を開いた。

『おにいちゃん達もここ歩いたんかい?』

と聴いてきた。

俺はその時初めて、この人は生きてる人だときづいた。
すると老婆はすぐ近くを指した。
そこには看板が立っており、

『絵手紙のこみち』

(だった気がする。)と書いてあった。
老婆に話を聞くと、なんでも最近ここには遊歩道が出来たらしく、休日の昼には近くのおばあちゃん達がよく歩いているらしい…。

っといった感じで俺の恐怖体験はおわりです。
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