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□この話は「葉白様」が、 2010年8月5日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第二百四十六話 ぼやけた顔 |
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前回に「開く戸」を投稿させていただきました者です。 少し前に色々とご縁があり現在、神社にてお仕事をさせて頂いております。 神社と言う特殊な環境もあり、不思議な話などを参拝に来られた方から立ち聞く話も増えているのですが、今から話すのは久しぶりに見てしまったモノについての事です。 7月中旬ぐらいのとても暑い日でした。 その日、午前中の社務所番として掃除から戻ってきた直後の話でした。 神職の方々が、難しい顔をしながら何やら話しています。 何だろうと思いながら話を聞いていると、 「行った系」 だとか 「話したがらない」 とか、そんな事を言っていたので、何となく 『ああ、暑いから心霊スポットにでも行ったんだな』 と思い祈祷の準備の為に、一時その場を離れました。 さて、準備をしていざ祈祷を始める為に祈祷受付をした人物を呼びに行きました。 受付したのは、若い男女。 どうもカップルのようです。 そして、女性の顔は暗くあまり元気そうには見えません。 恐らく、此方の女性の方に何かあった模様。 まあ、あくまで個人的な推測なので何とも言えないのですが……。 その二人を連れ、拝殿に案内したんです。 祈祷は、順調に進み最後に玉串を神前に捧げて終わるだけとなった時に “ソレ” を見てしまいました。 女性の横顔だけボヤけてよく見えないんです。 男性の方の顔は、よく見えるのに何故か女性の方だけ、何故かボヤがかっているんです。 最初は、眼鏡の曇った部分がたまたまあり、たまたま女性の顔だけがぼやけて見えたのだと、思っていました。 けれども、祈祷終了後に眼鏡を外して見ても、曇り1つありません。 それもそのはず、祈祷前に眼鏡のレンズをティッシュで綺麗に拭いていたので、汚れが付いているいる筈ないんです。 では、一体アレはなんだったのか? 今ではもうそのカップルがどうなったのか、アレが何だったのかは分かりませんでしたが、心霊スポットに遊び感覚で行くものではないなと考えさせられた出来事でした。 乱文、長文失礼いたしました。 |
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