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□この話は「Rocker01様」が、
2010年7月13日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百四十五話
アカイテ

私が中学のとき、親から離れ一人で寮生活をしていた時のお話です。
(なにぶん文章の表現力がないので、どうか笑って見てくれるとうれしいです。)

私が通っていた学校は私立でしたので、中高が一緒の学校でした。
厳しい受験戦争も終わり、めでたく学校に入学し、新しい友達も出来て毎日が楽しい生活でした。

その学校の企画で、新一年生の親睦を深めるために二泊三日の合宿が設けられていました。
詳しい場所は言えませんが、あえて言うなら昔、大砲を作った施設の近くです。
そこまで散歩した覚えがありますから…。

昔の校舎のような物を学校が買い取ったようで木造で少しボロでした。
その宿泊地に到着して、みんなわいわい騒いでいる中、私は素直に騒げませんでした。
変な感じがしたからです。
ですが、そのまま友達と泊まる部屋に行き、学年最強柔道対決などをやり、わいわい騒いでいますと、変な感じも特に気にするほどでもなくなりました。

そして夜の10時くらいでしょうか、怖い話をしょうと言う企画が出ました。
自慢ではありませんが、私の話す怖い話は少し人気があり、私の住んでいた寮の中でも有名だったので、みんなに話せと言われ話していました。
そしてまたギャーギャー騒ぎテンションが上がった所で友達が

「誰もいない教室に行って怪談やろうぜ!」

と言い計7人が行くことになりました。
他の奴らは寝ちゃっていたりトランプを始めてしまっていたので。

そして教室へ。
真っ暗で雰囲気があり、みんなで教室の真ん中で怪談を話していました。
ちょうど赤ん坊の怖い話をしていた時です。友達のT君が

「うわー!!!」

と叫び窓のほうに指さしました。
私はゆっくりと窓のほうを見ました。
すると窓に


マ ッ カ ナ “テ” が ぺ タ リ


と張り付いていました。
当然叫びながら逃げました。状況を把握していない友達がいましたが、私達の叫び声につられて逃げてきました。
その夜私達は固まって寝ました。
怖かったからです。
まだあの“テ”が張り付いているんじゃないかと、そう思って…。

私の話はこれで終わりです。
その日以来、その合宿場には行っていないし、行きたくもありません。
そして、その日以来、私は何度も幽霊を見るようになりました。



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