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□この話は「天使瀬様」が、
2009年10月5日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百三十七話
座敷童子…?

私が小学生になってお正月を利用して、父の実家に泊まりに行った時の出来事です。

その日は前の友達のT君の家に遊びに行って、かくれんぼなどをして遊んでいたのですが、いつからか同い年ぐらいの女の子が混じっていました。
普通はその時におかしいと思うものですが、なにぶん子供だったので特に気にも留めず、女の子も一緒に遊びたそうな顔をしていたので、改めて遊ぶことにしました。

それから時間が経ち、私が帰ろうとして気がつきました。
玄関に行く前まで、3人でいた女の子の姿が、忽然と消えているのです。
心配になった私はおばさん(T君のお母さん)に

「おばさん、一緒にいた同い年くらいの女の子見なかったですか?」

と尋ねたところ、

「いやぁ、おばさんH君(私)しか見てないわよ」

と返され、衝撃を受けている所へ

「もしかしたら、あんたたちが楽しそうに遊ぶもんだから座敷童子(ざしきわらし)が誘われてきたのかもね」

と笑いながら言っていたのを今でも覚えています。

あれは現実ではありましたが、今では子供だけが見られる夢だったのかもと思っていますが考えてみると


・しゃべらない

・子供にしか見えない

・おかっぱの赤ら顔の子供


というのを鑑みると、あの子はおばさんが言うとおり座敷童子だったのかな…とも思っています。



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