【路地裏】【体験談トップ】【管理者体験談】【読者体験談】【作品投稿
□この話は「giar様」が、
2009年3月28日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百二十六話
立ち話で聞いたこと

私の体験ではありませんが、今から数年くらい前の話になります。
場所は東京の芝公園付近のビルで、そのビル内の立ち話になります。

仕事を終えて、4人でエレベータに乗り込みました。
そこに、遅れて2人の男性が着たので、乗り込みを待っておりました。
その2人の会話が何とも不思議でした。
因みに、1人は背広の営業マン風で、もう1人は作業着を着た作業員。2人とも30代前半といったところでした。
以下がその不思議な会話の内容となります。


作業員:時計を見て「もう、9時過ぎか。急がないとやばい」

営業マン:「なに、例のビルへ行くのか」

作業員:「そうなんだ。10時までに着かないと11時に終われない」

営業マン:「まだ出るのか?」

作業員:「そうなんだ。11時過ぎると出るんだ。一応責任者だし、
      あそこに初めてのやつのを入れると、すぐ辞めるんだ」

営業マン:「女の幽霊だろ。」

作業員:「そうなんだ。何もしないけど、気味悪いよ」


乗っていた仕事仲間と思わず顔を見合わせた。
ここで、1Fに着いたので、先は聞けなかった。

路地裏】【体験談トップ】【管理者体験談】【読者体験談】【作品投稿