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□この話は「れいぞうこ様」が、
2008年4月4日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百三話
おばぁさんの家

昨年の1月23日のことです。
ぼくは友人と二人で、とある温泉に旅行に行ってました。
そのときに体験したことを話します。

ぼくたちは道に迷い、近くのコンビニエンスストアに道筋を聞きに行きました。
教えられたとおりに行くと、どうも自分たちがまた道を間違っていたみたいで温泉の近くの墓場にたどり着きました。

そこの墓場の近くに家があったので訪ねたところ小さなおばあさんが住んでいました。
なので温泉までの道を聞くと

「外は寒いから家であたたかい味噌汁をだす」

といってくれたので、ぼくたちはその言葉にあまえていただきました。
その味噌汁の中には大根・椎茸・蒟蒻などが入っていました。
ぼくたちは温まったなぁと思うと、おばぁさんは

「犬の散歩に行くからここで待っててね♪」

といって出かけてしまいました。
ぼくは友人に

「早く行かないとやばいんじゃね?」

と問いかけました。
でも、友人は眠っていました。
ぼくは友人の寝顔を携帯の写真機能でとりました。
ぼくはそれを保存し、おばあちゃんが散歩から帰ってきたので友人を起こし、温泉に向かいました。

やっとの思いでついて、自分たちの予約していた部屋に入りました。
ぼくはさっきの写真を思い出し友人とそれを見ました。
すると、そこに写っていたのは友人と、

ないはずの手

でした。
でも、これもなにかのまちがいだと思い、それからはバシャバシャと撮りました。

数日後 友人とその写真を見ることにしました。
すると、また同じように手や顔が写っていました。
怖くなって温泉の近くにあった墓地とおばあさんの家に行きました。
しかし、おばぁさんの家はどこにもなかったのです。

あとから温泉の従業人に聞いたのですが
そのおばぁさんは誰にも見とられずに亡くなった

幽霊

だったのです。


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