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□この話は「天使瀬様」が、 2007年10月17日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百九十七話 2才のころ |
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この話は、タイトルにもあるように、私が2才のころに体験した話です。 昭和55年5月。 私にとても良くしてくれた、父方の祖父が亡くなりました。 祖父が亡くなった当日、その翌日、翌々日と父の実家に泊まったのですが、体験したのは2日目(実際には3日目)です。 3日目の午前2時ごろ、私は不意にトイレに行きたくなり、母を起こして一緒に付いていってもらい、トイレの扉の前で待っててもらいました。 入る前、入った後も、何度も母を確認した後、漸く小をすることができました。 そして、事が済んでズボンをはき終えて顔をあげたとき、「それ」が現れたのです。 当時のトイレの窓は、木製の格子のような感じで、斜め左に 火の玉 が木の下にぶら下がっているような感じで宙に浮いています。 時間にして約5分後「それ」は私に気がついたのか、一瞬 顔 のようなものを浮かべたかと思うと、 ニコッ と笑ってスーッと消えていきました。 後年、水木しげる著「日本妖怪大全」を、まさかと思い買って見て驚きました。 だって、そこには2才のころ私が見た「それ」が『釣瓶火』という名で紹介されていたんですから。 |
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