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□この話は「dai様」が、
2006年10月24日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第百八十一話
車の後ろ


私が十五歳のころです。

下校中、友達と別れて一人で帰ってました。

私の家の玄関までは長い坂道があって、

そこの斜面に沿って家がいくつか建っています。

その家のひとつの前に、車が止まっていました。

どーやらその家にいるセールスの人のもののようです。

私は、「大変だな。」と思いながら、その車を見ました。

すると、その後ろに女の人が乗っていました。

「は!?」とその不思議さにきずきました。

もう一度見ました、今度は見えませんでした。

「幻覚か・・?」と思っているとセールスの人が戻ってきて

車のキーをあけドアを閉めたとたん、

後ろの窓いっぱいに、その女の人の顔が映りました。

そのあとまた元の形に戻り、

セールスの人の肩に手をかけたところまで見えましたが、

車が遠ざかり見えなくなってしまいました。



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