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□この話は「翔様」が、
2006年9月20日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第百七十九話
2006年9月17日の話


その日私は友人と共に車で徳島から高松へ買い物に出かけました。

台風が近づいていて雨も降っていましたが、強行して行きました。

高松へは、途中山の中を走って行きます。

行きの山中、トンネルを抜けたところで、助手席の私は、

道端に飾られた花束に気づきましたが、特に気にとめませんでした。

それから夕方、すっかり帰るのが遅くなってしまいました。

徳島への帰り道、また山道を通って帰った時の事です。

台風がだいぶ近づいて雨風も強く、外も真っ暗でした。

山道の途中、友人と話している時、私の左耳の方で、声がしました。




     きゃあぁーあぁぁぁぁぁっ




女の声でした。谷底に落ちていくような声でした。

友人には聞こえてないようで、話続けてました。

私は外の風のせいだと思いこもうとした時、友人が叫びました。




     うわ!道に花置いてある!




私が女の声を聞いたのは、行きに花が置いてあった場所でした。

ただの空耳だったのかもしれませんが、そこはトンネルをぬけて

すぐカーブがあり、事故が起きやすい所だったので、

ぞっとしてしまいました。


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