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□この話は「尾崎ファン様」が、
2006年5月13日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第百七十二話
溜池で


現在僕は中3で、体験したのは僕が中2の時です。

友人と僕は近くの池にバス釣りに行くことにしました。
その池は、田んぼとかの農業用水の溜池で、周りは木や笹で囲まれていてうすっ暗い感じの池なんです。

釣りをしてる間に暗くなってしまい、僕が

「暗くなったからもう帰ろうか?」

といい、友人と片付けをしていたんです。
そしたら林の奥の人が入れそうも無いところから

「ガサ…ガサ…ガサ…ガサ…

」という人の足音が聞こえてきたんです。
でもその足音は、確かに二足歩行で人間の足音なんですが、どうも人間ではない感じの足音なんです。しかも、とても不規則で、不気味だなと思いながら、足音がしてるほうを「ジー」と見ていたら、林の隙間から人の体が見えたんです。
青いジャンバーを羽織った男性で

「あ、やっぱり人だったんだ、よかった」

と思って見ていたら、その男性は胸あたりまでしかないんです…。
「え!?」と思ったらすぐ林の奥へ入っていってしまって見えなくなってしまって、
すぐにそのときは怖くなって帰っりました。

そして1週間後の土曜日にまたその池に同じ友人と行くことになったんです。
それで、夕方の暗くなってきて帰り支度をしてる途中に、
また前回と同じところから足音が

「ガサ…ガサ…」

という足音が聞こえてきたんです。
しかもよく聞くと、前聞いた足音と全く同じ音だったんです。
そのときも怖くなって逃げ出しました。

そして1ヶ月後、またあの池に行くことになったんです。
友人も足音を聞いてるんですが、友人は霊とかを信じない人だったんで、あまり気にしてなくて、結局僕もついていくことになったんです。
その日は先客がいて僕たちと同年代の人たちが3人きていたんです。
そして釣りをしていると、僕はいきなり滑って池の中に落ちて腰まで使つかってしまって、しかも先にきてた人も二人池に落ちたんです。
何度も何度も池にいてる僕たち霊が怒ったんでしょうか…?



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