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□この話は「小澤 様」が、
2005年7月22日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第百四十八話
小坪トンネル周辺で…

私の住む街から鎌倉駅にいくには、「緑ヶ丘入口」のバス停より

鎌倉駅行きのバスに乗車することになる。

向かう途中には火葬場の下を通るトンネルが2つあり、

それをくぐることになる。

あるとき、いつもの通り鎌倉駅に行くため、鎌倉駅行きのバスに乗った。

いつもの通り、例のトンネルのくぐりながら。

2つ目のトンネルに入り、そして真ん中あたりに差し掛かったとき、

暗いトンネルの端を



着物を着た20〜30歳くらいの人



が歩いていました。



「今日はなんか祭りでもあったかなぁ」



と思ったけれど、あんなところで祭りをやっているなんて聞いていなかったし、

(おかしいな)

と思う部分もあって、もう一度後ろを振り返ってみると…




その着物姿の女の人は、跡形もなく消えていた…。

どこにも歩いていなかったのである……。




あのトンネルには、非常口もなく外へぬけるドアも何もない。

では、あの「着物姿の女性」何所に行ったのであろうか?

そもそも、あの「着物姿の女性」は、何者であったのであろうか?



私が思うにあの着物を着た女の人はきっと……。


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