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□この話は「美月様」が、
2005年1月11日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第百二十九話
ダム近くのコテージ

この場所は今もたまに行くのですが、そこはダムの近くに温泉やコテージなどの施設があり、結構遊びに来る人が多く私が住んでいる所から二十分くらいのいです。
ですがそこのダムでは何十年か前に死体があがり、どうやら殺人事件らしかったのですが今だ犯人は見つかっていません。

そんな場所なんですが、私が小学校のころ毎回夏休みには、何回かそこのコテージに私の家族や友達の家族と泊まりに来ていました。
そんなある日、私と友達とでそのダムに掛かっている橋の上で一緒に写真を撮ったのですが、出来上がった写真を見て言葉を失いました。


写真の半分以上に真っ赤なモヤがかかっているのです。
その場所で撮影した三枚すべてに…。


友達に見せることもできず、家族も気味悪がって、その写真のことには触れないようにしていました。

それから数年たって、私も中学生になり久しぶりにそこを訪れたことがありました。
大体、夜の十時くらいに温泉から上がり、ダムの辺りを友達とうろうろしていると、ダムの水面あたりからなにか


白い人影


のようなものが立っているのです。
何かの見間違いかと思い、すぐそばに立っていた友達に聞こうとすると、明らかに様子がおかしいのです。
顔が青ざめ体中震えていました。私はすぐ


「ここにいてはいけない」


と思い友達を抱え私達が泊まっているコテージに走りました。



次の日になり友人にその時の事を聞いてみると、友達はあの時


「何か変なものが体にのしかかってきた」


と言っていました。
今もそこへ行くとその時のことを思い出します。

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