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■第二話
不気味な公園

あれ高二の頃のこと。
友達に誘われ、面白半分で出向いた妙な雰囲気のある公園での出来事になります。

始めは遊び半分で行くつもりでしたが、いざ公園に近づきいはじめると、徐々に寒気や、中には体に異変を訴える人も出てきました。

その公園自体は草木に囲まれていて、深夜ということもあってか、外からでは中がはっきりと確認することはできません。そんな雰囲気のある公園に、一人づつ入ることになりました。

入ってすぐ左に小さな墓があり、また地蔵の首が不自然な形に折れていたりしていて、やはり妙に不気味でした。また公園の中心部からは、何故か人の声が聞こえてきます。誰かが公園内にいるから聞こえてくるのでしょうが、にしても妙に不気味な声に思えてしまいます。

不気味であり妙な声も聞こえてきましたが、とにかく全員が何事もなく無事に公園めぐりを終えました。ひと安心しつつ帰ろうとしたとき、友達の一人が体に異変を訴え始めました。顔が異様に青ざめ、言い様のない不安感に支配されている感じです。

これはマズい!

根拠こそないのですが、皆がそう直感したのでしょう。公園から足早に、それぞれが離れて行きました。特に何を見たわけでもないのですが、とても怖かった思い出です。

その慌ただしい帰り道の際、公園付近の道端にある案内板に目にとまりました。それを何気なしに見たら、その公園は徳川家康に縁のあ公園であることが書かれていました。あの体験と徳川家康が、何か関係しているのか気になって仕方ありません…。


・匿名さんの体験談
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