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心霊スポット探索レポート
■大瀬橋
所在地:栃木県芳賀郡茂木町
取材日:2004年5月12日
公開日:2013年某日

■ここに紹介する「大瀬橋」は、思えば相当昔より知っていた心霊スポットだと思う。
私が心霊スポットに興味を抱いた頃には、もう既に心霊スポットとして有名であった様な、そんな気がする。
それもそのはず、この大瀬橋の情報は、私の若き頃の心霊スポット情報のバイブル的な書籍、昭和58年発行の「恐怖の心霊地図帖(長岡俊哉:著)」に掲載されている現場であったのだ。

そんな現場に、時を経て訪れる機会に恵まれ、少なからず喜びを感じたのは紛れもない事実であった。


■当日の天候はくもり。時折太陽が姿を覗かせていた様な記憶もあるが、基本的に「どよよん」とした空模様であった。取材時が5月であったので五月晴れを期待したのだが、残念な事にそうはいかなかった様だ。
 この心霊スポットにおける情報は周知の通りだと思うのだが、ここに改めて記載しておく。

 この橋が建設されていた時、橋の橋脚の土台を作る際に、地中より有毒なガスが噴出し、そのガスを吸い込んだ作業員6名が死亡したそうだ。
 その後、その橋脚付近に犠牲者の霊と思わしき作業服の霊が頻繁に目撃される様になり、恐怖のあまり多くの作業員が現場を去ってしまったそうだ。また、その死亡事故以降も何かしら不可解な事故が続いたとも言われている。
 そんな状況のなか、何とか橋は完成したのだが、今でも犠牲者の霊が、この橋付近に彷徨っていると噂されているそうだ。

 そんな歴史を持つ大瀬橋だが、その情報が新聞に掲載されてから、多くの人に知られる様になったそうだ。メディア媒体の威力は流石と言ったところだろうか。その効果は衰えながらも今にも続いていると言えるだろう。

■比較的古くから噂を聞いていた大瀬橋に、ようやく訪れる事が出来た。

■さて、そんな大瀬橋だが、実際に訪れてみると、その印象は“行楽地”といった印象だ。
橋の下付近はバーベキューが楽しめる施設があり、実際に行楽シーズンには多くの人で賑わうそうだ。個人的には自宅から余りにも懸け離れた場所にある為に活用することは無いであろうが、もし近ければ活用してみたいと思える場所だ。

 もっともその姿は昼間に限った事なのであろう。ひと気の無くなった現場は、その雰囲気を一変させ、そんな状況の中、橋脚付近に作業服姿の霊が蠢いている…。そんな事を想像すると、昼間の明るい時間帯に見た大瀬橋でさえ、何とも妙な雰囲気に思えてきた。

 橋といえば、つい「自殺の〜」的な噂を想像しがちだし、実際に橋梁系の情報においては非常に多い。と言うか殆どがソレだ。しかし、この大瀬橋は前述の通り、それら橋梁系とはちょっと違う背景がある。


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■水色に塗られた外観が印象的だ。
明るい色彩に、過去の事件のイメージは掻き消されそうだ。
■遠目に見た大瀬橋の姿。
真一文字の姿が特徴的といえば特徴的か。
どの橋脚からガスが噴き出たのだろうか…。
■付近には左の写真の様な忠魂碑もある。
やはり過去に事故が起きていたのだと、改めて認識してしまう。
■大瀬橋を下から撮影。
この日の撮影において、男性作業員の霊は出現しなかった。
もっとも、見ての通り昼間の取材なので、そんな雰囲気は全くなかった。
■しかしながら、夜間に来れば、その雰囲気は恐らく一変するだろう。

■写真にもある通り、現地付近には忠魂碑もあり、事故の犠牲者に対する供養が手厚く行われているのが分かる。実際に成仏しているのかは分からない。分からないのだが、成仏していて欲しいと願うばかりである。

 しかし、成仏してしまえば心霊スポットとしての存在意義が…なんて考えてしまうかもしれないが、それでもこうして情報を残し、現地を訪れた人が、ホンの少しでもご冥福を祈れば、事故の犠牲者の方々も、そんなに悪い気はしないのではないかと思い、こうして記録を残してみた。
ご冥福を祈る心が少しでも募れば本望である。
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