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心霊スポット探索レポート
小坪トンネル:2
所在地:神奈川県鎌倉市〜逗子市
取材日:2004年5月7日
公開日:2012年5月某日

■前回の続きとなる。

因みに、前回に書き忘れていた、各トンネルの名称を以下にまとめておこう。

鎌倉から逗子方向、即ち下りに「名越隧道」「逗子隧道」「小坪隧道」。
逗子から鎌倉方向、要するに上りに「新小坪隧道」「新逗子隧道」「新名越隧道」。

以上が現地トンネルの名称となる。


■威馬雄氏の書籍から7年後、1983年初版発行の長岡俊哉氏著作の「日本全国恐怖の心霊地図帖」では、この心霊スポットを紹介する上で「134号線上の小坪トンネル」と紹介している。
 時が経過し、小坪トンネルとして名称が定着したのが伺えるのだが、2つあるうちのどちらか正解であるかの判断は、この書籍からはやはり出来ない。

 しかしながら、その長岡俊哉氏の書籍には「火葬場の〜」といった表記がされている。
 昨今に聞かれる小坪トンネルの情報と同じであり、そこから考えると、長岡氏の紹介している「小坪トンネル」は、ここに紹介する場所であると判断出来る。

 今となっては、ここに紹介した名越隧道群を心霊スポットとして全国的に認識されている。実際に私が若き頃に体験した場所も、この名越隧道群の小坪隧道を超えてからであった。しかし、実は大元の発信源は、違っていなのかもしれないと思うと、たまらず苦笑いしつつも、

「別にどちらでも良いんじゃない?」

なんて思ってしまうのである。


■逗子隧道の坑口だ。
このトンネルだけ、内部が2車線構造となっている。


■噂によれば、この言わば「第二の小坪トンネル」を心霊スポットとする噂もあるとか。個人的には両方アリで良いのではと思っているのだが、ここで言う「第二の小坪トンネル」付近も、なかなか面白そうだ。
 中でも興味を魅かれるのは「住吉城址」だろうか。北条早雲なんて戦国時代が好きな人間ならばピクッとしてしまう人物が見え隠れしてしまうのだが、それは今後調べていくことにしよう。

 なお、ここに紹介した「小坪トンネル群」の付近…と言うか上部には「名越切通し」と言う、近年有名な心霊スポットがある。こと雰囲気だけで考えれば、小坪トンネルより凄いといった意見も聞かれる程なのだが、そのレポートは別の機会にしておくことにしよう。


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■内部は新しく感じる。
昼間なので、尚更明るくなって怖さは全くない。
■新旧小坪隧道の写真。
総じて「小坪トンネル」と呼ばれているが、正しくはここが小坪トンネルと言う事になる。

あと、国道134号沿いの道にあるトンネルにも、小坪隧道というものがあり紛らわしい。
■確かに歴史を感じる雰囲気のある坑口だ。
しかし、今となってはこれ以上の雰囲気を醸し出すトンネルも少なからず存在し、また訪れた経験もある。
といって比べるものでもないのだが、にしても経験とともに感じ方も変わってくるのだと痛感した。
■小坪隧道の内部。
やはり歴史を感じてしまう。
壁面のシミを眺めていると、ついつい人の顔を想像してしまうのだが、あくまでも単なるシミなのだろう。
■若き頃に訪れた際には、ここを徒歩で抜けてから、奇妙な体験を連続して体験した。

…しかしながら、今回はそんな気の利いた体験談は残念なことになかった。


■これで「小坪トンネル」のレポートは終了となる。
レポートと言うよりは、以前より疑問に思っていた小坪トンネルの疑問点等をノリで書いた様な内容となってしまった。
 その疑問や好奇心に対し、どの様にアプローチしていくかは不明だし未定だが、仕事が暇になり時間が出来た時にでも、気まぐれに現地入り出来たら面白そうだと思った。そして面白そうな「何か」が芽生えたのなら、また何か発表するとしよう。


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