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心霊スポット探索レポート
観音崎
所在地:神奈川県横須賀市鴨居
取材日:2006年4月19日
公開日:2012年10月18日

■過去に作成したページが、画像は表示されない上に余りにも不格好な作りだったので、平成18年に現地を取材した際のデータを基にページを作り直す事とした。


■現在こそ「県立観音崎公園」として整備され、自然と触れ合うことの出来る素晴らしい場となっているが、この地は過去に軍事施設として活躍したという何とも血生臭い経歴を持つ。

明治時代には要塞となり、一般の人々は立ち入ることを禁じられ、観音崎一帯では砲台も多く作られていた。因みに、この砲台跡は現在でも残っており、実際に見ることができる。
砲台の歴史は古く、文化9年(1812年)に海防のために川越藩主松平肥後守によって作られた。明治以降には、海軍から陸軍に引継がれ、先にも書いたのだが、明治14年に要塞となり、昭和20年(1945年)8月15日の終戦まで管理されていた。

昭和16年(1941年)12月8日に大東亜戦争が始まり、昭和20年8月15日の終戦まで、多くの命が観音崎より見渡す海に消えていった。同時に2500隻をこえる船も海の底に沈んだと言われている。公園内には、「戦没船員の碑」が、船員の霊を慰めるために建てられている。現地を訪れた際には、戦争の犠牲となった人々の霊を偲びたいところだ。


■観音崎公園入り口付近にたつ石碑。
この石碑の、向こうに広がる海から聞こえる小波の音が、ある種独得の雰囲気を作り出していた。

取材時刻も手伝ってか、否が応でも気持ちは盛り上がってくる。
海沿いならでわの自然の演出である。


■戦争による犠牲者などで、多くの命が失われた地なのだが、一部の筋ではここは霊が集まり易い土地であるとも噂されている。
海水浴場といえば、水難事故が付きまとうものだが、そういった不慮の事故によって亡くなってしまった方々の霊も実は多く漂っているのかもしれない。

現地では多くの霊が漂っているためなのか、目撃談は公園内の様々な場所で聞かれる。
遊歩道近くのトイレでは女性の霊が出没し、また「観音埼灯台」付近でも奇妙な霊体の目撃例がある。

公園内にあるトンネルの中央部には、独房を思わせるような扉が複数あり、その雰囲気からか「中には人骨が落ちている」という怪情報も聞こえてくる。また、同トンネルにてビデオ撮影していたら、不気味な声が収録されたという経験も、今思えば懐かしい。

余談なのだが、当時撮影した上記のビデオなのだが、以前にテレビ関係の方に貸したのだが、未だに返却されないでいる。すでに数年経過していることだし、いい加減返して欲しいものである…。


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■園内を進み、遊歩道脇にあるトイレの写真。
ここでは女性の霊の目撃談があるらしい。

実は、そのトイレ付近には、下に紹介する無縁仏があったりもする。
■この写真がその無縁仏の写真。
見ての通り、非常に寂しい雰囲気である。

突然現れた目の前の無縁仏に、情けない話だが強烈な不安感に襲われた。
■基本的に外灯は無いと思ってよいだろう。
視界が非常に悪い中に撮影した一枚。
過去に訪れた際にも、この辺で撮影したような覚えがある。
■観音崎公園の見学ポイントといえる「観音埼灯台」。さりげなく、この付近でも霊的な噂は聞かれるそうだ。

開園時間であれば、灯台内は見学できる
。若き頃に上ったことがあったのだが、思いのほか灯台内は狭く、閉所恐怖症の方には余りおすすめできない。
■公園内には、この写真のように岩盤を切り裂いた道もあり、何とも荒々しい雰囲気を演出している。
明るい時に見れば、この地相も興味深く見えるのだろうが、外灯の全くない現地で、手元の頼りない灯火に浮かび上がった地相は、不必要に不気味に見える。
■この写真のトンネルは、砲台跡にある小さなトンネルのだが、公園内にあるトンネルの中には、もっと長く、そして更に迫力のあるトンネルも幾つか存在する。
そんなそれぞれのトンネルには、やはり少なからず噂話は聞かれるそうだ。
 
  ■園内のトンネルではないのだが、当時持ち合わせていたゴーストレーダーが反応し、慌てて撮影した写真。
しかしながら、見ての通りの一般で使われているトンネルである。
もう少し雰囲気のある箇所で反応していれば面白かったのだろうが、そもそも霊とは、そう都合よく現れてくれるものではないのだろう。


■取材当日は、残念なことに豪雨に見舞われ、思ったような取材ができなかったのが残念である。

思いがけない場所で「ゴーストレーダー」が反応したことや、無縁仏あたりから感じた異様な感覚。灯台に向かう際に感じた“気配”など、なかなかの手応えを感じただけに、本当に残念だ。
機会があれば、もう一度足を運ばせたいと思う。

なお、過去のデータは写真のみ次のページに掲載しておくので、興味のある方はご覧になって頂ければと思う。

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